JEC World 2026:炭素繊維イノベーションを量産・実装へ
17. March 2026 | ブログ
2026年3月10日から12日にかけて、世界最大級の複合材料業界イベント「JEC World」がパリで開催され、世界中の複合材料関係者が一堂に会しました。テイジン・カーボンは、パートナー企業、顧客、業界専門家とともに、サステナビリティへの取り組みを高性能かつスケーラブルな用途へと具体化する、新たな3つの炭素繊維ソリューションを披露しました。
JEC Worldにて発表した、当社の最新の炭素繊維およびアラミド繊維のイノベーションをぜひご覧ください。
パリ・ノール・ヴィルパント展示会場で毎年開催される JEC World は、航空宇宙、モビリティ、インフラ、マリン、防衛分野をはじめとする主要産業分野を横断し、イノベーション、ビジネス、産業用途を結びつける、世界最大級の複合材料展示会です。JEC World 2026 において、テイジン・カーボンは、複合材料関連技術およびその応用に特化した本展示会に今年も出展しました。会期中は、日本・欧州・米州から集結した当社のグローバル営業チームが ブース6G24 にて来場者を迎え、最新の技術力およびソリューションを紹介しました。
展示会期間中のさまざまな議論を通じて、サステナビリティ目標とスケーラブルな工業生産をいかに両立させるかが、業界全体においてますます重要なテーマとなっていることが明確になりました。
100カ国以上から業界関係者が来場したJEC Worldは、今回も技術交流および業界対話のための重要なプラットフォームとなりました。当社は、炭素繊維、樹脂、添加剤を含む先端炭素繊維製品のメーカーとして、航空宇宙、自動車、インフラ、土木建築、防衛、マリン、スポーツ・レジャーなど、幅広い分野の複合材料用途を支えています。会期中は、当社のグローバル専門家が、さまざまな用途における炭素繊維ソリューションについて、顧客およびパートナーの皆さまと活発な意見交換を行いました。
新製品の紹介
会場では、高性能かつスケーラブルな複合材料用途を支援する3つの新製品を紹介しました。
炭素繊維フィラメントヤーン
新製品 Tenax™ UTS50 C31 24K 1600tex は、高強度と高靭性が部品性能の鍵となる長繊維熱可塑性樹脂(LFT)用途に特に適しています。引張強度5,000MPaを有し、破断伸度を向上させることで、優れたエネルギー吸収性と高い耐久性を実現しています。
短繊維製品
Tenax Next™ R2M P513 6mm は、社内製造工程で発生する残材を原料としており、サプライチェーン、原材料、品質を一貫して管理できる点が特長です。JEC World 2025で紹介した Tenax Next™ R2S P513 6mm と同様に、自動投入が可能な熱可塑性樹脂コンパウンド用途向けに設計されており、剛性向上、軽量化、導電性付与に加え、サステナビリティの向上にも貢献します。
熱可塑性不織布複合シート
熱可塑性材料分野では、熱成形対応不織布複合シート Tenax Next™ R3S F/D‑C21A200L を新たに紹介しました。本製品は、リサイクル炭素繊維(rCF)で強化した熱可塑性シートであり、高速かつ自動化された熱成形プロセスに向けに設計されています。量産を前提とした軽量構造用途に最適なソリューションです。
産業連携と受賞実績
素材イノベーションを量産対応可能なソリューションへとつなげる当社の取り組みは、LeiWaCo および SAUBER 4.0 といった共同プロジェクトを通じても紹介されました。両プロジェクトは JEC Composites Innovation Awards 2026 において表彰され、次世代複合材料技術の発展における産業横断的なパートナーシップの重要性を示しました。
今後に向けて
JEC World 2026の会期中、当社グローバル営業チームは、複合材料業界の多くの皆さまをブースにお迎えしました。長年にわたるパートナーの皆さまとの再会に加え、新たなご縁の創出や、専門的な技術議論を行う貴重な機会となりました。最新の製品開発とともに、サステナビリティ目標を高性能かつスケーラブルな複合材料ソリューションへと具現化する方法について、多くの意見交換が行われました。
JEC Worldは今回も、アイデアの共有、協業の深化、そして複合材料イノベーションの未来を共に考えるための重要なプラットフォームであることを改めて示しました。
当社は、JEC World 2027においても、引き続き皆さまとの対話を深めていくことを楽しみにしています。
JEC Worldで披露した、当社の最新の炭素繊維およびアラミド繊維のイノベーションを、ぜひご覧ください。