プルトルージョン
プルトルージョン(Pultrusion)は、炭素繊維を連続的にプロファイル(異形材)へ成形する製造プロセスです。「Pultrusion」という名称は、「Pull(引き抜く)」と「Extrusion(押出成形)」を組み合わせた言葉です。押出成形が材料を押して成形するのに対し、プルトルージョンは材料を引き抜きながら成形する工法です。プルトルージョンでは、繊維、織物、編組材などの補強材に樹脂を含浸させた後、加熱された固定金型(ダイ)内へ連続的に引き込みます。金型内では樹脂が重合・硬化し、所定の断面形状を持つ製品が成形されます。樹脂の含浸方法には、補強材を樹脂槽(レジンバス)に通して含浸させる方法と、金型に接続されたインジェクションチャンバーから樹脂を供給する方法があります。
プルトルージョン用樹脂
プルトルージョンでは、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂など、さまざまな種類の樹脂を使用できます。樹脂は、耐食性、耐紫外線性、耐火性、耐衝撃性などの環境耐性を付与する役割を担い、繊維は強度を担います。また、表面にサーフェスベールを追加することで、摩耗や浸食から製品を保護するとともに、耐食性や耐紫外線性をさらに向上させることができます。
プルトルージョンで製造された製品を使用する産業
- 農業
- 化学
- 建築
- 航空宇宙
- スポーツ
- 電気工学
- 自動車