環境配慮型の炭素繊維製品の新ブランドを展開
03. March 2025 | ニュース
帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:内川 哲茂)は、このたび、リサイクル材など を用いた環境配慮型の炭素繊維製品ブランド「Tenax Next(テナックス ネクスト)」を 立ち上げ、当ブランドに関する 2 製品の販売を開始します。なお、帝人グループは世界 最大級の複合材料の展示会「JEC ワールド 2025」に出展することとしており、新ブランド の製品を展示します(ブース番号:hall 6, G22)。
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帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:内川 哲茂)は、このたび、リサイクル材など を用いた環境配慮型の炭素繊維製品ブランド「Tenax Next(テナックス ネクスト)」を 立ち上げ、当ブランドに関する 2 製品の販売を開始します。なお、帝人グループは世界 最大級の複合材料の展示会「JEC ワールド 2025」に出展することとしており、新ブランド の製品を展示します(ブース番号:hall 6, G22)。
1.背景・経緯
(1)炭素繊維は、「軽くて強い」素材として航空機や自動車、スポーツ用品など幅広い 用途で使用されています。
(2)近年、地球温暖化問題を背景に、製品のライフサイクル全体を通じた温室効果ガス (GHG)の排出量削減に貢献する製品が求められていますが、幅広い用途に用いられる 炭素繊維においても環境負荷の低減に繋がる持続可能な製品へのニーズが高まって います。
(3)こうした中、当社は、環境に配慮した炭素繊維製品ブランド「Tenax Next」を 新たに立ち上げることとしました。
2.新ブランドについて
(1)「Tenax Next」は、リサイクル材料やバイオマス材料をはじめとする環境配慮型の 材料を原料に使用した炭素繊維製品のブランドです。
(2)また、当ブランドの製品は環境配慮型の原料を用いながら、炭素繊維製品に求め られる優れた強度や耐久性などの材料特性を有しています。
(3)ブランド名は、「新世代の素材」という意味を込めています。
3.新ブランドにおいて展開を開始する 2 製品について
(1)炭素繊維フィラメント糸:「Tenax Next HTS45 E23 24K」
当製品は、再生可能エネルギーの活用や製造工程の効率化、環境配慮型の原料を用い ることにより、従来品(*1)と比較して製造プロセスにおける CO2 排出量を約 35%削 減する効果が期待できます。
当製品は、持続可能な製品の国際認証である ISCC PLUS 認証に基づくマスバランス 方式(*2)を適用させた環境配慮型の原料を用いた製品です。この環境配慮型の原料は 石油由来の原料と同等の物性を有するため、当製品は従来品と同等の物性を有して います。そのため、航空宇宙や自動車といった材料認定が必要となる用途においても、 従来品から当製品へ容易に切り替えることが可能です。
(*1)当製品と同じ強度や弾性といった物性を有する製品で、石油由来の原料のみを使用した製品
(*2)マスバランス方式:原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)とそ うでない原料(例:石油由来原料)を混合させる場合に、特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対し、その 特性の割り当てを行う手法。
(2)炭素繊維短繊維:「Tenax Next R2S 513 6mm」
当製品は、炭素繊維の製造工程で発生した端材を回収のうえ、リサイクルをして生産 した製品です。スポーツ・レジャーや電子機器、自動車など、さまざまな用途に用いる ことが可能です。
当製品は、製品ライフサイクルに沿ったトレーサビリティの確保に必要な情報が 記録されたデジタル証明「デジタルプロダクトパスポート」に対応しており、付随 する QR コードを読み込むことで、製品を構成する材料や製造過程、CO2 排出量などを 確認することができます。これにより、当製品が関わるサプライチェーン上の企業は、 自社が製造に用いた素材が、環境負荷低減に資する製品であることを証明すること ができます。
4.今後の展開について
当社は、「Tenax Next」の展開を推進することで、廃棄物や CO2 の排出量削減に貢献 していきます。また、当社は、事業活動に伴う環境、社会への負の影響が最小限となる ように努め、長期ビジョンである「未来の社会を支える会社」をより具体化した「地球 環境を守る会社」となることを目指します。