「アリアン6」初飛行に成功
18. July 2024 | ブログ
現地時間の昨日16時、欧州の新型重量物ロケット「アリアン6」が、フランス領ギアナのクールー近郊にある発射台からの初飛行に成功しました。全長56メートルのこのロケットは、新しく建設された近代的な発射台から打ち上げられ、宇宙における欧州の野心を強く印象づけました。
A62コンフィギュレーションでVA262と呼ばれるこのフライトは、上段を駆動する新しい極低温ヴィンチ・エンジンの能力を実証しました。このフライトは、OOV-Cube、Curium One、Robusta-3Aという最初の3つの衛星を目的の軌道に投入することに成功しました。この最新世代のエンジンは、アリアングループがヴェルノン(フランス)とオットブルン(ドイツ)で開発し、ブレーメン(ドイツ)で上段とともに組み立てられました。1年前の2023年7月6日に最後の飛行が行われたアリアン5の後継機は、今年1回の飛行と2025年にさらに6回の打ち上げが予定されています。
帝人カーボンは、この素晴らしいミッションのごく一部として、ロケットのさまざまな二次構造に使用される材料を供給しました。これらの素材はアリアン6の信頼性と性能の確保に役立っており、宇宙産業における革新と品質に対する当社のコミットメントを裏付けています。