February 24, 2022

帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:鈴木 純)は、リサイクル炭素繊維の商業化 に向けて、このたび富士加飾株式会社(本社:兵庫県小野市、社長:杉野 守彦)と 業務提携することで合意しました。

軽量で高強度の炭素繊維強化プラスチック(以下「CFRP」)は、航空機用途や 産業用途、スポーツ用途などで幅広く採用されており、燃費向上などを目的として 今後も需要の高まりが予測されていますが、使用済みのCFRPは埋立や焼却処分 されることが多く、環境負荷が大きいことから、炭素繊維を再利用するための技術確立 が急務となっています。

富士加飾は、使用済みCFRPから母材となるプラスチックを取り除き、高品質な 炭素繊維を取り出すことができる精密熱分解法という独自の特許技術を保有しています。 この技術はCO2排出量が少ないのが特徴で、新しい原料から炭素繊維を生産する場合 に比べて、CO2排出量を1/10程度に抑えることができます。こうした中で同社は、 環境省の補助事業のもとで商業プラントの稼働を開始しており、さらなるビジネス拡大 に向けて用途開発の加速を検討していました。

一方、帝人グループは、自社のCO2排出量を2030年度までに2018年度対比で30% 削減し、2050年度までに実質ゼロにすることを目標に掲げています。その達成に 向けて、エネルギー消費量の削減やリサイクル技術の開発などに取り組んでおり、 炭素繊維分野においても、リサイクル技術の活用によるCO2排出量の低減を目標に 開発を進めていました。 このたびの業務提携は、こうした両社の取り組みやニーズが合致したことから合意に 至ったものです。今後、両社は温室効果ガス排出量の削減に向けて、リサイクル炭素 繊維を使用した製品の生産・供給体制を早期に構築し、商業化に向けた取り組みを 積極的に推進していきます。

帝人は、このたびの業務提携を契機として、持続可能な循環型社会の実現に向けた 事業戦略をさらに強化し、長期ビジョンである「未来の社会を支える会社」となること、 およびSDGsの目標達成に向けて邁進していきます。

【 富士加飾株式会社 概要 】

■ 設 立 : 2011年12月 1日

■ 資 本 金 : 7,500万円

■ 代 表 者 : 代表取締役 杉野 守彦

■ 本社所在地 : 兵庫県小野市万勝寺町358-25

■ 事業内 容 : 機能性エンプラ樹脂コンパウンドの事業化

■ U R L : fuji-d.jp 以 上

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