帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:鈴木 純)は、航空機や人工衛星などの用途に使用する技術を用いた炭素繊維中間材料を、スポーツ用途に向けて展開する新たなブランドとして、「TENAX PW」(テナックス パワーシリーズ)および「TENAX BM」(テナックス ビームシリーズ)を立ち上げることとしました。


1.背景・目的
(1)近年、スポーツ分野においては、高いパフォーマンスを発揮するために関連用品に最先端素材を採用するケースが増えており、中でも軽量で剛性に優れる炭素繊維は、各種スポーツ用品に向けた開発が進み、幅広く使用されています。
(2)当社においても、1970年代からスポーツ用途に向けて積極的に展開を図っており、釣り具やゴルフシャフト、テニスラケットなどに炭素繊維および炭素繊維中間材料が広く採用されてきています。
(3)こうした中、当社は今後も継続的にスポーツ分野への展開に注力していくことから、航空・宇宙用途に向けて開発してきた炭素繊維中間材料の技術を、スポーツ用途に活用する新たなブランド2種を立ち上げ、展開していくこととしました。

 

2.新ブランドについて
当社が製造・販売する炭素繊維「テナックス」は、ラテン語で「強靭」という意味を持ち、鉄の10倍の強度を持ちながら、重量は鉄の1/4と、高強度と軽量性を両立しています。その航空・宇宙用途に用いられる炭素繊維「テナックス」使用の中間材料を、スポーツ用途に向けて展開する新たなブランドは次の2つです。

(1)「TENAX PW」(テナックス パワーシリーズ)
パワーやスピードを求めるユーザーに向けたブランドで、航空機に求められる靭性向上技術を用いた炭素繊維中間材料です。高強度・高弾性率の樹脂を使用しているのが特徴で、衝撃を吸収することにより損傷面積を抑えることができ、当社の標準品に比べて圧縮強度が高くなっています。スポーツ用品の強度やスピードの向上により、ユーザーに貢献することができます。

(2)「TENAX BM」(テナックス ビームシリーズ)
コントロール性を求めるユーザーに向けたブランドです。人工衛星に搭載される
製品の技術を活用した炭素繊維中間材料で、剛性、直進性、操作性、安定性、振動
吸収性に優れています。ブレの抑制や振動の吸収を示す振動減衰性に優れているのが
特徴で、当社の標準品と比較して振動を約1/4に抑えることができ、衝撃が加わった
際のスポーツ用品の変形を極小化するとともに、ブレの抑制も可能にします。

3.今後の展開
帝人は、これまで培ってきた炭素繊維および中間材料の技術を活用し、スポーツ分野
のニーズに応える価値を提供していきます。今後「TENAX PW」「TENAX BM」
両ブランドの展開を進めるとともに、炭素繊維製品の開発をさらに強化し、革新的な
高性能材料とソリューションを提供することで、長期ビジョンである「未来の社会を
支える会社」となることを目指していきます。

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当件に関するお問合せ先
帝人株式会社
コーポレートコミュニケーション部
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